2005年 06月 22日 ( 1 )

小児科医療の実態

救急診療病院の4割は小児科医師1~2人

休日や夜間の時間外診療(救急診療)を行う病院小児科のうち、4割の病院で小児科医が1~2人しかいないことが、日本小児科学会の全国調査で分かった。時間外診療を実施しているのは、病院小児科全体の7割。多くの小児科医が不十分な体制のなか、超過労働を強いられている実態が浮き彫りになった。同学会は「医師の過労は医療事故にもつながりかねない」として、地域ごとに小児時間外診療を実施するセンターを整備するよう訴えている。

1カ月の超過労働時間は、時間外診療をしている医師の平均が約87時間に達し、していない医師の平均約58時間を大きく上回った。小児科数に対し、医師が不足しているのが影響しているといい、超過労働を解消するには、約2000人の増員が必要という。同学会理事の藤村正哲・大阪府立母子保健総合医療センター病院長は「医師も、パイロットなどと同様に理性的な判断を要求されるため疲労は禁物。良質の時間外診療を続けるには最低7人の医師が必要だ」と指摘。同学会は、地域ごとに24時間体制で診療する「地域小児科センター」設置を核とする改革案を提案している。

参考リンク:小児科の危機
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by toranoo0812 | 2005-06-22 00:00 | 小さなニュース