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OCTAVARIUM

発売当日に速攻で買いました。とりあえず一通り聴きましたが、例のごとくこれは何回も何回も聞かないと良さが分からんと思いました。Dr.のMike Portnoyのコメント(和訳)では、「Octavariumは、ストーリー性のあるコンセプト・アルバムとは違うが、テーマ上でのコンセプト・アルバム。各曲に関連性があるから、歌詞、音楽、アートワークすべてがパズルみたいにかみ合ってる。また今回のアルバムでは言葉遊びを楽しんでいるので、ファンがどの程度判ってくれるか楽しみだ」とありますので、気にはなってたんですが、友人の指摘でどんどん事実が明らかになってきました。とりあえず今分かっていることを紹介したいと思います。

(1)このアルバムのテーマは8作目ということで"8"という数字と、Dream Theaterが5人で構成されていることから"5"という数字、この2つの数字が全てのテーマの根源となっている。いきなりこんな結論を出すと強引だと思われるかもしれないが、以下に続く実証を見ると納得していただけると思う。

(2)まず、アルバムタイトルから。今回のアルバムはご存知"Octavarium"であるが、これは接頭辞"Octa"と名詞"octave"、接尾辞"arium"の3つを重ね合わせた造語ではないかと推測する。まず接頭辞"Octa"だが、これは"8"の数字を直接表現するものであり、また名詞"octave"は完全8度の音程を表す。接尾辞"arium"は「~に関係あるもの、~を収めるもの」という意味があり、それらを全て融和させ造語として"Octavarium"という表現を用いたのではないか。

(3)ちなみに、今回コンセプトとして挙げられている"8"と"5"、、、この2つの数字はフィボナッチ数列の隣接要素であり、この隣接する数列の比の極限をとった場合、1.6の黄金比を形成する。黄金比は芸術などの分野でよく見られる「美しいと感じる比率」のことであり、今回のアルバムも例外なくそのコンセプトに当てはめることができるのではないだろうか。

(4)まず、アルバムのジャケットにある8個の鉄球と5羽のカラスは今回のアルバムのコンセプトである"5"と"8"を如実に表している。また8個の鉄球をピアノの白鍵盤、5羽のカラスをピアノの黒鍵盤と捉えるならば、FからF'まで鍵盤の位置関係がぴったり当てはまる。これと同様のアートワークが、アルバムカバー背面、アルバムカバー前面サイドに見られる。
by toranoo0812 | 2005-06-07 00:00 | 日常生活
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